ネットメディアの可能性に惹かれて
就職活動をしていた頃にキーワードとしていたのは、人と情報を結ぶ「きっかけ」。人にとって有益な情報の発信や、楽しい経験を味わってもらうためのきっかけ作りができるような仕事をしてみたいと思っていました。ですから、志望していたのはメディアや広告系の企業が中心でしたね。知見を広めるため、その他の業界でも並行して選考を受けていました。そんな時に出会ったのが、オールアバウトでした。ネットを扱う企業の中でも、あらゆるジャンルを備えていたことが第一の魅力。また、ネット企業にも関わらず「人」という軸を打ち出していたオールアバウトは一際光を放っていましたね。
意外性の創出は、ひょんなことから
まだ入社する前の話です。人事担当者から「車の免許、マニュアルで持っている?」と聞かれたことがありました。「はい」と答えただけでこの時は終わったのですが、後日聞いたところによると、このやりとりで車好きな先輩方が集う「クルマ領域の編集担当」への配属が決まったそうです。もし、このやりとりで「いいえ」と答えていたら、編集という仕事には携わっていなかったかもしれません。そういう思い切りのよい采配も、コンテンツの意外性を生む要因として会社に活かされているのではないでしょうか。もともとはそれほど車好きというわけではなかったのですが、今ではずいぶん詳しくなりましたね。
山積みの課題と小さな一歩
入社当初はクルマ領域の担当プロデューサーとして、クルマに知見のある専門家の方々と記事を作成や編集特集の撮影などを行っていました。2年目からはウェブマガジンを中心に、さまざまなジャンルの特集を作りながら、広告の制作にも携わりました。現在はFacebook公認のナビゲーションサイトを運営しています。まだ立ち上げてから間もない若いメディアなので、コンテンツ内容や運用フロー、サイト設計など改善する箇所は山ほどあり、日々チューニングを行っています。そういった日々の施策の効果が目に見えるのは、小さな前進ですがうれしいことですね。また、読者の生の声が聞ける・読者の顔が見えるのもモチベーションのひとつです。
「世直し」は続く・・・
これからは、いい意味で部署間の垣根を意識せずに働きたいと考えています。本来であれば自分に関わりのない案件も、「他人事」ではなく「自分事」にできれば自己成長にもつながりますし、そういう意識の人が増えていけば組織としてもより活性化するのではないでしょうか。また、弊社の強みである専門家の方々の知見を生かしたコンテンツ・サービス提供を、時代のニーズに合わせて柔軟に展開していきたいですね。ウェブサイトから始まったオールアバウトですが、そろそろリアルの世界に飛び出してサービスを繰り広げることも視野に入れています。私たちの「世直し」はまだまだ加速する一方ですよ。