商品を介して、人々の身近にいたい。
学生時代、大学で燃焼、伝熱に関する研究をしていたことから、卒業後もその分野に関する仕事をしたいと思っていました。また、人々の身近にある物の開発に携わりたいと思っていたこともあり、部品ではなく商品として市場に提供している企業を探していました。このことがリンナイに入社を決めたきっかけです。自分が関わった商品を通して、実家の両親に社会人として頑張る自分の姿を伝えたかったのかもしれません。自分の実家が岡山で大学の時より一人で遠くに離れて暮らし、就職後も実家に帰るつもりがなかったので・・・。
ものづくりを通した人間関係。
入社してから、一番成長したと感じるのは人との関わり方だと思います。自分の知識、スキルは自分ひとりで磨くことはできますが、何かひとつの商品を世に出そうとすると、結局自分ひとりでできることは限られています。メーカーにおいては、各部門のプロが集まり、協力することなしでは大きな仕事を生み出すことはできません。その時に大切な事が自分の考えをしっかり主張すること、他者・他部門の考えをしっかり受け止めること。さまざまな経験を通し、少しずつできるようになってきたと思います。
環境のために、私たちができること
2年前より厨房関係の燃焼要素から給湯関係の燃焼要素の開発に移り、新しい給湯器のバーナ開発を行っています。コンロバーナは直接お客様が手を触れ、調理するバーナですのでお客様に非常に近いという意味でやりがいのある仕事でしたが、今の給湯器のバーナはコンロバーナとは別の意味でやりがいのある仕事です。給湯器のバーナはコンロバーナの10倍以上のガスを燃焼させる為、最近の環境・省エネ意識の高まりにより、求められる要求も増えてきています。そのような環境の中、自分たちのアイディアを具現化することで環境問題の一躍を担えることにやりがいを感じます。
燃焼技術のプロとして、これからも。
これまで関わってきた燃焼技術という当社のコア技術に精通し、そのコアから全体を見ていけるような人材に成長したいと思います。そのためには燃焼のプロになることも必要ですし、全体感を捉える視点も必要となると思います。それらを磨くと共に、今後拡大が期待される海外でも活躍できるよう語学、国際感覚も磨いていきたいと考えています。