20万人の学生が選ぶ!働きたい企業50社

BACCS(バックス)

株式会社田中組

学生が選んだ理由 編集部レポート

地場企業ならではの実績

創業から60年以上にわたり、建設業の領域から地元の発展に貢献してきた株式会社田中組。クライアントの要望に沿った土地探しから竣工までワンストップで対応する細やかなサポート体制で、地元企業はもちろん、コンビニチェーン、大手外食チェーンと幅広い顧客層から支持されてきた。建設業界における若手人材不足は深刻化しているが、田中組は教育制度および福利厚生の改善を図ることで、若手社員の定着・育成を図っている。

株式会社田中組 写真

株式会社田中組
所在地 静岡県富士市伝法440-1
設立 1962年5月1日
資本金 20,360,000円
事業内容 総合建設業、不動産開発事業、一級建築士事務所
企業URL https://kktanaka.com/
代表者 田中 勇毅

※ 本サイトに掲載している情報は取材時点のものです。

INTERVIEW

代表取締役社長田中 勇毅

株式会社田中組 写真

次世代への事業承継を通じて、
建設業界の発展を
お客様に寄り添うワンストップ建設サービス

当社では主に民間の建築工事を取り扱い、法人様向けの事業用建物を土地探しの段階から行うというサービスを提供しています。事業用の土地は、広さや立地などさまざまな条件が絡んでくるのですが、当社の最大の強みは、長年この地域で事業を営んできたゆえのネットワークや地主様の情報などをフルに活用しながら、ご要望を満たす土地を押さえ、建物完成まで請け負えるという点です。お客様にとっても「田中組ならゼロからすべて任せられる」というメリットがあると思い、このワンストップサービスにこだわりを持っています。私は大学を卒業してから東京の建設会社にて新東名高速道路等の超大型現場に携わり、その後公務員として下水道関係の維持管理業務を行ってきました。いわば建設一筋でここまで歩んできたわけですが、発注者側・受注者側、双方の立場を経験したことによって養われた多角的な視点は、現在、お客様のニーズを的確に把握することに活きていると感じます。

社会発展に不可欠な“建設”という仕事

建設業は、ものづくりの醍醐味と確実な自己成長を感じられる非常にやりがいのある仕事です。私は社員時代、島根という縁もゆかりもない土地でゼロの状態から協力業者を探し、お客様の新工場を1年かけて完成させた経験があります。当時は大変な思いをしましたが、だからこそ完成した際の達成感もひとしおで、一生忘れられない思い出となりました。さらに建設は社会の発展に不可欠ですから、将来性も十分にあると思います。むしろ建設業界が停滞してしまえば、社会は成立しなくなるでしょう。そのような観点から、私は2021年に代表に就任して以降、持続可能な企業を目指して「事業を次世代へ繋ぐ」ことを最重視し、採用活動および社内改革に注力してきました。建設の仕事は長いスパンでのキャリア育成が必要となるため、業界の負のイメージを払拭しながら、いかに長く働きやすい会社を作れるか、その点を意識しながら常に改革の意識を持っています。

待遇面を大幅に見直し、社員をサポート

一昔前の建設業界では「新人は現場で仕事を覚える」風潮がありましたが、今はもうそのような時代でもありません。よって当社でも、新入社員には先輩の下に付いてもらい、徐々に仕事を覚えてもらえるような体制を整えています。また昨今は学生の2人に1人が奨学金を利用する時代と知り、最大300万円を会社が負担する奨学金代理返還制度もスタートしました。さらに給与面では手当を手厚くした他、従業員持ち株会を設立し、株主配当という形で利益を公平にリターンするシステムを取り入れています。このような福利厚生の充実に加え、現在は新社屋の建設も計画中です。先日、事務所棟を建て替えたのですが、その後来社されたお客様から「社員の顔つきや言葉遣いがずいぶんと変わったね」とお喜びの声を頂き、「建物は働く人間の意識すら変えるのか」と新しい気づきを得ました。新社屋の竣工によって、皆にいっそう晴れ晴れとした気持ちで働いてもらえると嬉しいですね。

自己成長の喜びが、仕事の楽しさになる

私は学生時代、テニスに熱中していたのですが、あれは今振り返れば、練習するほどに出来なかったことが出来るようになる、その過程に面白みを感じていたのだと思います。そういった意味では、真っ平らな土地から建物を造り上げていく工程にも通じるものがありますね。よって建設業は、建設やものづくりに興味がある方はもちろん、スポーツなど1つのことに専心してきた方にも適性があると思います。若い時代は時間が無限にあるように感じるものですが、ぜひ流されることなく、1つの場で着実に力をつけていってください。ときに苦難もある新人時代の最中であっても、「自分はこんなことが出来るようになっている」という自己成長の実感さえあれば、日々充実感を持って過ごしていけると思います。そして建設業はまさに、そんな自己成長が目に見える形で感じられる仕事です。皆さんの無限の可能性が建設の領域で最大化され、日本社会の未来が明るいものになることを期待しています。